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永遠のメロディ

京都の実家に帰ると、
必ず会いに行く子がいます。

恥ずかしい話ですがメロメロでして、、
手をつないで歩くと心から幸せを感じるんです。

って俺の甥っ子なんですけどね。

甥っ子はよちよち歩きでいつも俺に
抱きついてきます。

そりゃかわいいのなんのって。

「子供とか動物を蹴飛ばしてそう」
「心はツンドラ気候」
「冷血漢の代名詞」

とか言われる俺ですが、意外と子供好きなんです。

親に聞くと、甥っ子は俺に顔やしぐさがソックリなんだ
そうですが、甥っ子を抱きかかえて俺は思います。

「俺みたいな変人になるんじゃないぞ・・」

ってね。

甥っ子はキティちゃんが大のお気に入り。
いつもキティちゃんのぬいぐるみを
笑顔で俺に渡してきます。

そして実は俺もキティちゃんがその、好きというか
詳しいというかなんというか、、

よーし、キティちゃんでナイスなネタ思い出したから
日記でも書こかな。

あ、言うときますけどね、今回は笑いナシですから。
切ないですからね。
ハンカチ、いや、なんならバスタオルをご用意下さい。


あれは何年も前の、いつかのメリークリスマス。
当時付き合っていた女性と俺は過ごしていた。

彼女の家で素敵なイヴを過ごした次の日、
俺は仕事だった。

眠い目をこすりながら仕事に行こうとすると、
彼女は突然ぬいぐるみを差し出した。

キティちゃんだった。

彼女はとんでもなくキティちゃんが好きで、
部屋中キティちゃんだらけだった。

え、トイレットペーパーまでキティちゃん!?
なんというこだわり。なんというキティラー。

そんな彼女だったから、俺がプレゼントするのは
いつもキティちゃん。

初めてサンリオに一人で行った時は
恥ずかしかったなぁ。

店員とお客さんに不審者を見る目で
見られたのは何故だろう.?

キティちゃんの身長ってリンゴ5コ分・・?
体重リンゴ3コ分って、、何それ!?
その歳でいまだにピアニスト夢見てんの!?

などと最初はツッコミいれまくりだったが、

何かあるたびにキティちゃんにからんでいると、
情が移るのか、だんだんとカワイく見えてきた。

最初はキャラクターグッズなんて
何の興味もなかったってのに。
俺も人間の心を取り戻したってことなのか・・・

友人と街を歩いていて、店でキティちゃんを見つけた時
「あ、キティちゃん♪」とつぶやいてしまい
「お前、変わったな・・」とドン引きされたのは内緒である。

話を戻すと、彼女が俺にキティちゃんのぬいぐるみを
くれたのは、俺の部屋にも大好きなキティちゃんを
飾っておいて欲しいのだそうだ。

まぁ、別に身に着けるわけじゃないからよしとしよう。

(どーでもいいけどむっちゃカワイイなこれ・・)

そのぬいぐるみはクリスマスヴァージョンのキティちゃんで、
お腹の部分を押すとしゃべりだす機能がついていた。

ポチッ

軽やかなクリスマスメロディとともに、サンタキティは
「メリークリスマァーース♪」
とビッグボイスでしゃべりだした。

キティちゃんてこんな声なのか?
どーでもいいが声高っ!

でも・・・カワイイ♪

サンタキティをかばんにしまうと、俺は彼女の家を
後にし、電車に揺られて会社に向かった。

(あ、そういやクリスマスカードくれたっけな)

まったく、俺って幸せ者だぜ。

電車の中で、俺は彼女のくれたクリスマスカードを
見ようとかばんを開けた。

(えーと、どこに入れたっけな?)

かばんの中をあさったその時、、

俺の本当のクリスマスが幕を開けた。



ポ チ ッ 。


( あ っ )


(しまった!キティちゃんのお腹押し、、)

「メリークリスマァーース♪」

(あわわわわわーーー)

なんてこと。なんてことなの!
電車の中だというのに、キティちゃんはしゃべりだした!
軽快なクリスマスソングとともに・・!!

(うわっ、ちょ、止まれって!)

だが止まるはずがない。
キティちゃんはしゃべる、大声でしゃべる!

や、やめてー!
あーなんか必死でカバン押さえても意味ないけど!

ちょっと、どんだけ声でかいねん!
シャラップやでキティちゃーーーん

電車の音で声はかき消されてるかもしれんが、、
周りにはぎっしり客が座っている。
フフ、聞こえないはずないよね。。

周りの乗客の表情がおかしい。
笑いこらえてんの?ねぇ、聞こえてるんだろ?
笑えよ・・ガマンせずに笑えばいいじゃない!

「 ○△□&@#~♪ 」

キティちゃんはまだ何か言うとる・・ ・

もう長い長い長いって!
早く終わってーー

逃げ出したいが、、車両移動したところで
キティちゃんの声と軽やかなメロディが、、
う、動けん!ぐおー早よ止まれ~

永遠に思える時間を耐え抜き、
やっとキティちゃんは話すのをやめた。

や、やっと止まった。。

ふーもう汗だくだや。

乗客は俺をどう思っているのだろう。
ただのアホですよね?

うぅ、もはや顔を上げることができないッ!
めっちゃ視線感じる。めっちゃ視線感じる!

しかし、、このサンタキティは危険だぜ。

かわいい顔して末恐ろしい兵器やで。
キティちゃん、いや本名キティ・ホワイトよ。
君のおかげで心の臓がバクバクしとるわい。

ふー、、触らんように隅の方に置いておこう。

そーっと、そーっとね、


ポ チ ッ。


( ノォオオオオオオーーッ! )


「メリークリスマァーース♪」

何やってんねん!何やってんねん俺!
もう自分が許せない!アホなのと違うか俺!

あっ、もう、あの、なんていうか気絶しそうス
なんかお腹痛なってきたっス・・

フフ、わかるかい?この極限の精神状態が。

またまたキティちゃんはしゃべりだしましたよ。
こんなことってあるんすか!これは現実なのですか!?

俺の前に立っている女性は顔を歪めている。
アンタ・・・気づいているんだろ?

そして横のアンタ、体が震えてるぜ。
「ゲフンゲフン」て何そのわざとらしい咳払いは!

笑うのごまかしてるやん!バレバレやん!
笑いーさ!笑ろたらええがな!ええがなー

挙動不審な俺を見て、周りの乗客は笑いをこらえてる。
に違いない。

そう、察するに万引き犯みたいな目になってるのだろう。
瞬きが止まらないぜ!

もう消えたい。消えてしまいたい。
消えて星になりたい。キラリーン☆彡

そしてサンタキティは最後にこう言うのさ。

「あなたにとって素敵なクリスマスになりますよぉーに♪」

って君のおかげでわしゃ地獄見とるわい!

俺が外出する度に事件が起こるのは運命なのか!?
笑いの神様、いつもありがとう!チクショウ

駅に着くと、俺は逃げるように電車を飛び出した。
イタッ、ちょ、あんたカバン太ももにガン当たったってガンて!

深夜、帰宅中にまたもやボタンを押してしまう俺は
大バカ野郎さ。


そんな遠い日の思い出。

その後、
長かったこの恋はある日突然終わりを迎えた。

それから俺はたくさんの女性を好きになった。
もう彼女のことを思い出すことはない。

でもキティちゃんを見ると、ふと彼女を思い出し、
ほんの少し切ない気分になる。

今もわがままばかり言って
彼氏を困らせてるのかなぁ。

それとも結婚して、
幸せに過ごしているのかな?

彼女とはもう、会うことはないだろう。

でも、、今でも彼女のくれたキティちゃんは、
実家の部屋の片隅で、ニッコリ笑って座っている。


・・・ってよく見たら、、キティちゃんてクチないやん!


                              オシマイ☆彡




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