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FREEZE MOON

先日、俺は夜道を歩いていた。

場所は京の都。

久々に実家に帰ってきたのだ。

俺の時計の針は午後11時を指している。
街灯もほとんどない暗い夜道。不気味だ。

眺めるのが好きな煌々と輝く月も、
今日はどこにも見当たらない。

灯りの消えてしまった不気味な夜の公園。
その横を俺は早歩きで通り越す。

早く帰らなければ。俺は駅へと急いだ。

すると前方から誰かがこちらに向かって歩いてきた。
スーツ姿?どうやらサラリーマンのようだ。

( おや・・・? )

俺は何か違和感を感じた。

そのサラリーマン、なんかおかしい。
身にまとったオーラ?雰囲気?歩き方?

うまく言えないが何か変だと俺は察知した。
やばい、、なんかヤバイぞ・・・!

このままUターンして逃げるか?
だがこの道を通らないと駅に行けない。

でもやっぱあの人変だ、、なんかくる、なんかくるぞ!

そう思った刹那、
男はいきなり立ち止まった。

(えっ、な、何っ!?)

するとサラリーマンはうつむきながらつぶやいた。


「 もう、ダメだ・・・ 」

(えぇーーー!ちょ、セリフ?今のセリフ!?
あの、アナタ一体何がありましたん!?)

しかし、、笑うな、笑うな俺!
なんとか耐えれー
落ち込んでる人を笑っちゃいかーん

それにしても他人のこんな凄まじい弱音を聞いたのは
生まれて初めてである。
空前絶後の悲しみが俺にも伝わってきたぜ。

俺はびっくりして立ち止まったが、
サラリーマン(役所広司似)はこっちに気づいていない。

彼は下を向いているし、俺の立っている方向には
街灯の光がまったく射していないため真っ暗だからだ。
だが俺からは街灯の下にいる役所さんがはっきり見える。

う、動けねぇ・・・!

俺は完全にタイミングを失ってしまった。

( ど、どどどどどうしよう。ここで今俺が動いたら、
俺がここにいることがバレてまうやん。
そしたらこの人さぞかしビックリするやろし、しかも
今の独り言を聞かれたことを知ったら、、知ってしまったら!
この人恥ずかしさ満開に違いない。さらにヘコむやん。

彼の名誉を守る為、絶対に気づかれてはいかん。
いかんのだ!
でも、でもこの状況、、どうしよう・・・ )


わすかな時間で俺はアホな頭をフル回転させた。

このまま忍び足で公園に隠れるか・・・いやしかし!
バレたら逆に怪しすぎる。

ならいっそのこと逆に話しかけるってのはどうだい?

「 突然ですがどうされました? 」

いやダメだ、闇の中からいきなりしゃべりかけられたら
半端なく驚くだろう。ビックリして殴られるかもしれん。

そんなことを考えてる時、、
タイミング悪く俺の携帯が鳴った ♪

(♪ ・・・うおっ!♪ 何やねん! ♪♪)

なんじゃこの展開。映画によくあるパターンか。
音をたててはいけない時に限って、、もう、あほう!

ほら役所さん、めちゃくちゃビビってはるやん。。

なんか「んぉほ」とかわけわからん声出してもうてるやん。
もう俺、ガマンできずに吹きだしてしまいましたわ。

で、電話の主はおかん。
俺はすまなさそうに電話に出た。出るんかい。

「もすもす・・・」

「アンタ!今日帰ってこーへんの?
ごはんいらんのやったら
電話してくれなワタシ、用意してもうたやんか!」

うわ~でっかい声でありがとうママン。
役所さんにもまる聞こえやん。お互いはずかすー

電話を切った後、
俺達は軽く会釈をしてその場を去った。

そこには奇妙な友情が生まれたのだった。なんでやねん。



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